シルバーウィーク(秋休み)になりました。
Google Cloud PlatformのCompute EngineでWordPressを動かしていますが、基本的な性能をチェックし直してみました。
Nginx-1.9.4をfastcgi_cacheで設定して、php-fpm 5.5(php-fpmは5.4より5.5の方が処理が速いので)にトラディショナルなWP SuperCacheプラグインを組んだわっかりやすい構成です。
W3 Total CacheやCloudFlareは使っていません。
巷には、「1秒切りWordPress」という記事を見かけるのですが実際にその記事にアクセスすると5秒などだったりますからねぇ。
構成概要
- OS: CentOS-7.1
- Webサーバ: Nginx-1.9.4
- CGI: php-fpm 5.5
ベンチマーク
GTmeter
今、今の状態でトップページをGTmeterかけると5.3秒@1.15MBです。(4.2s〜6.8sとバラツキは多少あります)
表示する記事が増えるともう少し遅くなると思いますが、「1秒WordPress」の記事ページと変わらない速度ですから悪くない値ではないでしょうか。
本質的には、Google Cloud Platform(Compute Engine)のパフォーマンスが良いということがポイントだと思います。
apache bench
サーバ単体でabコマンドを使ってベンチマーク・データは:
Server Software: nginx/1.9.4
Server Hostname: 130.211.247.200
Server Port: 80
Document Path:
Document Length: 9298 bytes
Concurrency Level: 100
Time taken for tests: 6.359 seconds
Complete requests: 1000
Failed requests: 0
Total transferred: 9555000 bytes
HTML transferred: 9298000 bytes
Requests per second: 157.26 [#/sec] (mean)
Time per request: 635.874 [ms] (mean)
Time per request: 6.359 [ms] (mean, across all concurrent requests)
Transfer rate: 1467.44 [Kbytes/sec] received
Connection Times (ms) min mean[+/-sd] median max
Connect: 129 305 57.5 320 708
Processing: 110 230 191.8 188 2027
Waiting: 57 65 19.3 63 613
Total: 241 535 207.3 514 2330
Percentage of the requests served within a certain time (ms)
毎秒あたりのリクエスト数が157.26になりましたので、アクセス数の多いブロガーサイトでも使えそうな値ではないでしょうか。
ロードバランサーを介してWebサーバーを2〜3台用意(当然オートスケールは使って)すれば300アクセス/秒くらいは捌けると思います。